交通事故

物損事故でも慰謝料が生じることもある

自動車事故が生じてその被害が物的損害のみである場合は、原則として慰謝料は生じないとされています。

通常、被害者が財産的損害の填補を受けることによって精神的損害も同時に填補されるものと考えられているからです。

しかし、例外として、物損事故であっても慰謝料が生じる場合があるとされています。

裁判例をみると、次のような物損は慰謝料が発生するとされています。

1)家屋等建物への自動車の飛び込み事案(大阪地裁平成15年7月30日判決など)

2)墓石の損傷事案(大阪地裁平成12年10月12日判決)

3)芸術作品の損傷事案(東京地裁平成15年7月28日判決)

4)ペットの死亡や重傷の事案(名古屋高裁平成20年9月30日判決など)